山科についてご紹介していく「山科めぐり」。6回目の今回は、弊社からほど近い、花山稲荷(かざんいなり)神社を紹介します。
鍛冶の神様
醍醐天皇は山科神社を創建した宇多天皇の子で、山科と関係の深い人物です。お墓も山科にあります。 主祭神は、宇迦之御魂(うかのみたまおおみかみ)大神、いわゆる稲荷大神です。 もともと鍛冶の神として信仰があったところに、後から稲荷大神を祀るようになったと言われております。 稲荷と鍛冶の神が結びついたのは、農機具が稲作に不可欠だったところからと考えられています。
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名刀・「小狐丸」が鍛えられた地
大石内蔵助との関係
吉良邸への討ち入りの前、内蔵助は山科に住んでいました(詳細は大石神社・岩屋寺を参照)。この時期に花山稲荷を厚く崇敬したことで知られており、花山稲荷神社は俗に「大石稲荷」と呼ばれることがあります。 境内には内蔵助が寄進したと言われる鳥居や、内蔵助が赤穂浪士たちに血判をさせた石を見ることができます。
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花山稲荷Webサイト:https://kwazan-inari.jp/