山科についてご紹介していく「山科めぐり」。8回目の今回は、ちょっと趣きを変えて、道路とトンネルのお話です。
「十条」は平安京にはない?
阪神高速の一部として着工
ここ山科は1976年に山科区ができるまで、京都市内でも東山区の一部でした。 後から発展してきたところと言えます。 阪神高速京都線が東山を超えて山科まで伸びるとき(1995年着工)、ここが新十条通と呼ばれるようになりました。 西は鴨川で十条通と第二京阪につながり、東は椥辻駅前で京都外環状線に突き当たる広い道路となりました。 東山の下をくぐるトンネルを「稲荷山トンネル」と言い、2007年に開通しました。
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空から見た新十条通
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2019年、無料開放
当初は高速道路の一部として有料でした。 しかし、通行量が増えず、周辺道路の渋滞も緩和されないところから2019年に京都府・京都市が買い取り無料開放されました。 山科と京都市の他の区をつなぐ道路として、 今日では相当量の交通量となり、新たな渋滞も起きているほどです。 |