山科についてご紹介していく「山科めぐり」。7回目の今回は、来栖野(くるすの)にある勧修寺(かじゅうじ)を紹介します。
醍醐天皇のゆかりの地
勧修寺は、醍醐天皇の発願により創建されました。
母・藤原胤子(ふじわらのたねこ)の冥福を祈るため、祖父である宮道弥益(みやじいやます)の邸宅を寺に変えたとされています。
平安初期、鷹狩の折に山科の宮道弥益の家を訪れた藤原高藤(ふじわらのたかふじ)はその家の娘を見初め一夜の契りを交わします。ふたりのあいだに生まれたのが、醍醐天皇の生母である胤子です。
勧修寺は江戸時代に再興されてから門跡寺院(皇族・公家が住職を務める寺院)となっています。
ユニークな「勧修寺型灯篭」
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